ヴァンダルとは
「ヴァンダル(Vandal)」という名称は、歴史的には5世紀に北アフリカでヴァンダル人が建国したヴァンダル王国に由来すると考えられています。ゲーム「VALORANT」に登場する武器名としても用いられており、その力強い響きがプレイヤーに印象を与えています。
ヴァンダル(Vandal)は、ライアットゲームズのタクティカルFPS「VALORANT」に登場するフルオートライフルの一つです。攻撃側・防衛側問わず幅広い場面で使用され、競技シーンからカジュアルプレイまで高い人気を誇ります。特徴は距離減衰のないダメージと、ヘッドショット1発で敵を倒せる確実性です。
基本仕様
価格:2,900クレジット
分類:ライフル(フルオート)
弾薬:25発(マガジン)+50発(予備)
リロード時間:2.5秒
装備時間:1.0秒
移動速度:5.4 m/s
壁貫通力:中
ADS倍率:1.25倍(射撃レートは通常の90%に低下)
この数値から分かるように、ヴァンダルは中距離から遠距離の安定した交戦に適したライフルです。
ダメージ特性(0–50mで一定)
頭部:160
胴体:40
脚部:34
最大シールド込みの敵(150HP)に対しても、頭部への1発でキルが成立します。胴体では最大4発、脚部では最大5発が必要です。距離によるダメージ減衰が一切ないため、ロングレンジでも安定した火力を発揮します。
連射性能とADS挙動
連射速度:9.75発/秒
ADS時:約8.775発/秒(通常の90%)
ADS(照準モード)ではわずかに精度が向上し、反動制御も容易になります。クロスヘアが反動に追随する仕様のため、タップ撃ちやバースト射撃と併用することでより安定した射撃が可能です。
パッチによる主な調整履歴
1.07(2020年9月):ダメージ39→40、連射速度9.25→9.75へ強化。
2.02(2021年2月):ライフル全体の移動射撃精度を低下。
6.11(2023年6月):予備弾数75→50へ減少、走り撃ち時の縦反動倍率を増加。
9.10(2024年11月):歩行・走行中の不正確さがさらに増加。
これらの調整により、走り撃ちや歩き撃ちの強さが制限され、より「止まって撃つ」「正確に狙う」プレイスタイルが推奨されるようになっています。
スキンと外観
ヴァンダルには多種多様なスキンが用意されていますが、見た目の変化のみで、性能や挙動に影響することはありません。エフェクトやモーションは異なりますが、ゲームプレイ上の公平性は完全に維持されています。
他ライフルとの比較
ヴァンダルとよく比較されるのがファントム(Phantom)です。ファントムは近距離での安定性が高い一方で、距離減衰が存在します。ヴァンダルは反動制御の難しさはあるものの、全距離で確実にヘッドショット1発キルが可能という強みがあります。このため、遠距離戦を重視するプレイヤーや安定した火力を求める競技シーンでは、ヴァンダルの選択率が高くなっています。
まとめ
ヴァンダルはVALORANTの戦略において中心的な役割を果たすライフルです。
- 距離減衰なしのダメージ
- 全距離ヘッドショット1発キル
- 価格2,900クレジットの安定性
これらの特性が合わさり、初心者からプロプレイヤーまで幅広く使用されています。競技シーンの主力武器であり、VALORANTを語る上で欠かせない存在です。